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南米の強豪
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留学生 糸川 徹さん
冨澤 勇介さん 伊豫田敏広 さん 菊池了一 さん
糸川徹さん

糸川徹
高校卒業後、アルゼンチンに渡る。2001年〜2004年7月まで、3部リーグのカンバセレスで3年間プレー。
その後、2004年8月からパラグアイへ。半年間、グアラニの2軍で練習生としてプレーし、現在はパラグアイ・1部リーグのヘネラル・カバジェロのサテライトチームに所属する。

− トオルさんはどんなタイプのプレーヤーですか?
サイドバックで走りこんで、センタリング、シンプルにプレーして中盤につなげる、そんな感じです。いま、1部リーグの一軍でプレーする一歩手前のとこまで来てるんで、ちょうどがんばりどころです。
− パラグアイでプレーするメリットは何ですか?
プロへの道が見えることですかね。千葉県ぐらいの人口の国だけど、サッカーが盛んで。だから、ヨーロッパや他の南米の国から、選手をスカウトしに来ますよ。現にこないだもドイツから来てました。監督が紅白戦前に「スカウトにアピールしろ、いいなっ」って、激を入れてました。やっぱりそうすると、みんな気合が入りますね。
− アルゼンチンとの違いはありますか?
アルゼンチンはショートパスが多いんですが、パラグアイはロングボールが多いですね。
みんな身体が大きいし、ヘディングが強くて空中戦が得意。レベルはアルゼンチンもパラグアイもどっちも高いです。
− パラグアイはどんなところですか?
ん〜、国自体、のんびりしてます。日本とは地球の真後ろにあって、文化、考え方がぜんぜん違うんです。当たり前だけど、そういったことが勉強になります。あ、でも日本ほど治安は良くないです。
− 留学生はどんな準備をすれば良いですか?
商売道具のスパイクを何足か日本から持ってきたほうがいいですね。日本のは、ほんとレベルが高いですから。こっちで買ってもサイズが合わないかもしれないですし。身の回り品もバンテージなんかこだわりのある人は、そういうのも。
日常生活では、下痢止め。南米の国に行くと、最初必ずあたるんです。こないだもアルゼンチンにいったらやっぱりあたりました。あと、MDよりCDプレーヤーですね。MDだとみんな持っていないから、交換とかできないんで、面白くないです。
− これから行く人へメッセージをください。
サッカー的にも人生にも貴重な体験を今してると思います。
日本を別の角度から見られたし、いろんな人に出会えました。
殻を破って世界に出て、チャンスをつかめていると思います。
冨澤 勇介さん
高校卒業後パラグアイで3年半、
1部リーグ、オリンピアやグアラニの下部組織でプレー。
現在は日本でカイロプラクティックの資格を取得し、
【KARADA factory +ACTIVE】 で施療している。
− パラグアイサッカーについて
メンタル面が強いです。チームにひとりふたり個人技を持つ選手がいて、そこを中心にプレーが進みます。システムは4 − 4 − 2が一般的です。
− パラグアイでプレーするメリットは何ですか?
どうですかね、自分が良いプレーをすれば、見てくれてる人がいることです。試合に出るのは大変だけど、上に行くチャンスがある。高校でトップレベルでなくて行ってもOKだけど、2、3年ではまだ芽が出ない場合もあります。4〜5年かかるかもしれません。むこうのチームは平均年齢は20代前半だけど、30過ぎの人もいましたね。
25歳を超えてから伸びるのは、ちょっと厳しいかもしれません。
− パラグアイで生活してみてどうでしたか?
時間がゆったりしてて、せかせかしないで済むのが良かったです。練習以外では団体行動が無くて、自分のやりたいことがやれました。平日は、筋トレとか個人練習して、週末は休みます。遊びは、友達と会ってお茶や、アサド(パラグアイのバーベキュー)をよくしました。でも日本に比べると他に遊びはあんまり無いかもしれないですね、ですんでサッカーに集中できます。食事は慣れるとうまかったです。慣れるまでは味付けが濃く感じられました。悪い点は、あえて言うと施設ですね。グラウンド、ロッカールーム、どこも全部良かったわけじゃないです。シャワーは水だけのところもありました。治安は、気をつけてれば、大丈夫だと思います。
− 留学生はどんな準備をすれば良いでしょうか?
パラグアイのサッカーはフィジカルが強いので、走りこみと筋トレが良いと思います。やっておけばやっておくほど良いでしょう。生活面ではスペイン語ですね。
− 留学生へのメッセージ
行けるチャンスがあるならそれをうまく利用して欲しいです。
サッカーだけじゃなく、人生全体のプラスになると思います。スペイン語も覚えられるますし、サッカー関係の人だけじゃなく、現地の人とも交流を持てて世界が広がります。
大学の夏休みを利用してアルゼンチンに3週間の滞在。
名門エストゥディアンテスのユースチームに練習参加。
紅白戦にも出場。
− どうしてアルゼンチンに行こうと思ったのですか?
ドイツワールドカップでアルゼンチンのショートパスが印象的だったので。
− 実際に行ってみて感じた日本との違いは?
日本だとボールを失わないことを重視しますが、アルゼンチンだとボールを失うのを恐れずに前に前に攻撃する。           天然芝で練習できるのがとても良いです。また、トレーニングでは日本ほど走りませんでした。試合で選手を伸ばす。共通点としては、パターン練習を何回も何回も体で覚えるまで繰り返していた点です。
− 指導者・チームメイトは?
監督は大変優しい方でした。練習生である自分に対してもジェスチャーで動きかたなど教えていただきました。チームメイトも練習中、スペイン語が話せない自分が監督が何を言っているのか解らないとき、身振り手振りで一生懸命説明してくれました。
− 生活面での感想など
幸い危ない目には遭いませんでした。 アジア人が少ないですから、通りすがりの子供に『ジャッキーチェン』って言われたくらいです。 それから日本ですとバスは客が乗り、扉が閉まってから発車しますが、アルゼンチンでは扉を閉めません。落ちそうで怖かったです。                                   また、ヒムナシア対キルメスの試合観戦にも行きました。歓声が日本では聴けないほどみんな大声を出します。ゴールが決まるとスタジアムが揺れる感じです。サポーター同士接触すると危険なので、勝利したチームのサポーターは試合終了30分後にやっとスタジアムから出れます。                         休日は他の寮生とサッカーをしたり、街に遊びに行きました。アルゼンチン人はみんなカッコいいですし、さすがイタリア系とスペイン系が中心だけあって綺麗な女性が多いです。
− 苦労した点は?
全体的に、特にひどく困ることはなく充実した3週間を送ることができましたが何点かあげると、まず言葉ですね。練習の意図が理解できないことがありました。それと時差が取れるのに1週間ぐらいかかりました。乗り継ぎではフライトが一時間遅れたり、搭乗口がたびたび代わったりと大変でした。体調面では3日目くらいから3日間ほど嘔吐、頭痛、下痢の症状がありました。
− これから行く人へメッセージ
邦楽が恋しくなるのでi-podなどを持って行かれては。        寮の食事はおかわり自由でおいしいです。でも肉中心の食生活のため、太らないように気を付けて下さい!!日本の食文化の大切さが分かりました。

今回は短期留学で技術の高い1部の選手達とプレーし、見て学ぶ環境でサッカーができてよかったです。
菊池了一 さん
高校卒業後4年間アルゼンチンでプレー。その後2006年よりパラグアイへ渡り、パラグアイリーグ1部のルケーニョでプレーしている。
− なぜ南米に行こうと思われたのですか?
南米のテクニック重視の攻撃的なサッカーが好きだし、将来世界レベルでプレーするためのチャンスが一番多いと思ったからです。
− 現地と日本のサッカーとの違いは?
色々ありますけど、一番の違いはプレッシャーの速さです。トレーニングではこっちでは日本のように設備が整っているわけではないので、ボールの数も少なく練習のバリエーションはあまりありません。ボールを使う時はゲーム、それ以外はフィジカルトレーニングといった感じです。
現地と日本で同じなのはよく走るところです。
− 所属先のクラブを選んだ理由は?
1部リーグのチームでも充分にやれると思ったし、続けている理由は今もそう思うからです。
− 所属先クラブの設備および指導に対する感想があれば教えて下さい。
やっぱり設備はひどいですね。僕のいるサテライトにはろくにボールもないし、練習後にシャワーも浴びれない。ビブスだってボロボロです。まあそういう事もこっちに来なければ分からないことなので良い経験だと思っています。
週3ぐらいでジムに通っていますが、そこはマシーンも多いし清潔感もあっていいところだと思います。
指導者は熱い人です。そして凄く選手とコミュニケーションを取ります。
− クラブの練習場へはどうやって通うのですか?
バスで1回乗り換えて1時間ぐらいかけて通っています。
− 寮での生活は?
広さも充分だし、綺麗です。食事では魚のフライがおいしいです。
− 休日は何をするのですか?
家でゆっくりしてます。
− 危ない目に遭ったことはありますか?
ないですね。アジア人だからだったり、クリスチャンでないためにいやな目に遭うことはありますけど、もう慣れました。
− 文化の違いは?
こっちの人は基本的に時間を守らないので、とまどうというかイライラします。いいところは親切で親しみやすいところです。
− 現地の人のファッションはどう思いますか?
女性はかなりオシャレに気を使っていますけど、男はみんなかなりセンスないです。
− パラグアイに行けばスペイン語は上達しますか?
本人次第でしょう。
− 日本から持っていくべきものは何ですか?
音楽。
− 持って行ったけど使わなかったものは?
洗濯バサミ。
− 行く前と日本の印象は何か変わりましたか?
現地で貧因を毎日見てます。何の罪もない子供たちが毎日飢えに苦しんでいる。何もしてやれない自分が歯痒いです。わかっていたことですが、改めて日本の豊かさや治安の良さを実感しました。また家族や友達の大切さにも改めて気付きましたね。
これから来る人は日本とは全く違う文化を体験することができるので、サッカー以外のことでも充実した日々を過ごせるように色んなものに目を向けてほしいですね。
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